神奈川県立保健福祉大学
本学3年生の「給食経営管理論実習」において、給食経営マネジメント能力についてアンケート調査を実施したところ、「マネジメント能力の自己評価が高い学生は包丁技術の能力も高い」という大変興味深い結果が得られました。実習の様子を見ていても、包丁技術がきちんと身についている学生は、そうではない学生に比べると作業がスムーズに進み、周りを見渡せる余裕があり、落ち着いて計画を進めることができています。そこで本結果を踏まえて、給食経営マネジメント能力のさらなる向上の観点から、2・3年生を中心に、「家庭料理検定」2級の受験を推奨しております。年々、受験者数も増えており、練習をしないと受からないという思いも生まれ、これまでなかなか進んで包丁を握らず、調理をしていなかった学生が、一生懸命練習をするようになりました。技術を修得する喜びや自己効力感の高まりが得られ、学生にとって、とても良い効果が生まれています。